
冷蔵保管の容量は2028年までに倍増
- Vetterの外観検査・ロジスティクスセンターの第三次拡張
- 最先端の完全自動化冷蔵倉庫
- 自動外観検査ケイパビリティ強化も計画
ドイツ・ラベンスバーグ―2025年3月11日―世界的な医薬品受託開発製造機関(CDMO)であるVetterは、市場の需要増大に対応し、また同社の有機的成長を支えるため、ラベンスバーグにある医薬品保管倉庫を大幅に拡張することを発表しました。1億5,000万ユーロを超える追加投資を伴う今回の拡張により、冷蔵保管用として既存の13,000パレットスペースに16,000パレットスペースが追加されます。これは、革新的で安全な保管機能を提供するというVetterのコミットメントを強く示すものです。拡張によって、Vetterは各種の温度要件に対応する合計6万8,000のパレットスペースを保有することになります。
「2012年に外観検査・ロジスティクスセンターを開設して以来、常温および低温の両方の収容能力の強化に取り組んできました」とVetterのマネージング・ディレクターであるCarsten Pressは言います。「温度変化に敏感な医薬品が多いため、コールドチェーンへのニーズが高まっており、今回の工事はそれに応じた倉庫開発の戦略的な一歩となります。」
拡張工事は2024年後半に着工しており、2028年には追加の保管スペースの稼働開始が予定されています。最初のマイルストーンである建物外郭の完成は、2026年第4四半期を予定しています。この22,500平方メートルの新しい建物は、高ベイ倉庫を拡張するだけでなく、安定性試験用のサンプル保管庫、新たな目視検査室および自動外観検査室、新しい社員食堂、オフィス専用エリアおよびデータセンター専用エリアを備える予定です。

今回拡張する倉庫は、特に需要の高い医薬品や関連するマテリアルのために設計された冷蔵倉庫や、チェスト型およびウォークイン型の冷凍庫に重点を置いています。「革新的な医薬品の冷蔵保管のニーズが高まり、新たな保管スペースの需要が増加しています」と、Vetterのサプライチェーンマネジメントのシニア・バイス・プレジデント、Timo Usingerは述べています。「そのため、新しい施設では全館冷房を採用しました。また、最先端の監視システムや完全自動化されたパレットの格納・出庫システムなど、最新の自動化・デジタル化技術を採用しています。」
Vetterは、世界中の顧客とその患者さんにとって不可欠なサプライチェーンセキュリティのニーズに応えるため、医薬品保管の革新に積極的に貢献し続けます。